ReactDOMを使ってHTMLにコンポーネントを表示する
前回のレッスンでは、React での基本的なコンポーネントの作り方について学びました。
でも、実はコンポーネントを作っただけではブラウザー上には表示されません。
React を使って UI を作るとき、その UI を実際の Web ページに表示するためには、React コンポーネントを DOM にレンダリングする作業が必要です。
この作業を助けるのが「ReactDOM」です。
ReactDOM とは
ReactDOM(リアクトドム) は、Reactで作ったコンポーネントをWebページ上で実際に表示するために必要なライブラリーです。
ReactDOM の主な3つの役割
- Reactで作ったコンポーネントをWebページ上に表示する。
- コンポーネントのデータが変わったときにそれをページにすぐに反映させる。
- サーバー上でコンポーネントをHTMLに変換してブラウザーに送る。

「DOM」については『mosya』で解説してるよ!
実際のコードを使って、どうやって Web ページに表示されるのか見てみましょう!
import { createRoot } from "react-dom/client";
import React from "react";
import { App } from "./App.jsx";
createRoot(
document.getElementById("root")
).render(<App />);
ReactDOM でレンダリング
React のインポート
import React from "react";
まず、Reactのさまざまな機能を使えるようにするために、Reactをインポートします。
ReactDOM のインポート
import { createRoot } from "react-dom/client";
次に、WebページにReactコンポーネントを表示するcreateRoot
関数をreact-dom/client
からインポートします。
作成したコンポーネントを HTML に表示する
React で作ったコンポーネントを HTML に表示するためには、特定のHTML要素にそのコンポーネントを紐づける必要があります。
HTML の準備
まず、HTML ファイル内に、コンポーネントを表示するための場所を確保します。
<div id="root"></div>
HTML の中にdiv
要素(DOM ノード)を用意します。このdiv
要素を "表示するための場所" として使います。
createRoot を使ったレンダリング
React コンポーネントをレンダリングするには、createRoot
関数とroot.render()
というメソッドを使います。
import { createRoot } from "react-dom/client";
const root = createRoot(
document.getElementById("root")
);
root.render(<App />); // 👈 ここで表示したいコンポーネントを指定
const root = createRoot(
document.getElementById("root")
);
document.getElementById("root")
で、JavaScript を使って id
がroot
のdiv
要素を取得し、createRoot
関数に渡しています。
これは、後で実際にコンポーネントの表示場所として準備しています。
root.render(<App />);
root.render(...)
このコードで実際にHTML上にApp
コンポーネントが表示されます。