要素の高さと幅を設定しよう
このレッスンでは、要素をどのように表示するか指定するdisplay
プロパティを学びます。
要素とは、<タグ>〜</タグ>をひとつにまとめたものだったね!
displayとは?
要素の表示方法を指定するためのCSSプロパティです。
CSSの基本は、セレクタ・プロパティ・値の3つから書かれるんだったね!
display
プロパティにより、要素の表示のされ方や高さ・幅の設定を変更できることができます。
下は、display
に対する値をいくつか挙げました。
display: block
display: none
display: inline
display: inline-block
他にも種類はありますが、まずこのレッスンではblock
、inline
、inline-block
、の3つについて押さえておきましょう。
display:block とは?
display: block
の値を指定すると、要素は前後が改行され、上から下に積まれていく見た目になります。また、幅や高さも設定できます。
p
タグ、h
タグの場合も、特に指定しなくても初期値がblockになっています。
試しに、div
タグで書いてみます。(分かりやすいように背景色と高さを加えてあります)
display: block
と指定してもしなくても、2つの要素は前後に改行されて表示されました🙌
また、display: block
は、幅や高さを設定できるので、サイト上のデザインを配置するときに便利です。
高さと幅を指定する
block
やinline-block
では、CSSにwidth
やheight
などのプロパティを利用して、要素の高さと幅を設定することができます。
height
が要素の高さ、width
が要素の幅を表すプロパティです。
display:inline とは?
display: inline
は文章中の文字の装飾に適した要素の表示方法です。
a
タグやimg
タグ、span
タグなどは指定しなくても初期値がinline要素となっています。
”注目”という文字だけを赤色に変更してみます。
span
タグで挟まれた部分が変更できました🙌
このようにinline
要素とは、前後に改行されず、その特徴から幅や高さを設定することができません。
display:inline-block とは?
display:inline-block
はinline
とblock
の両方の性質を兼ね備えています。
block
と違って前後に改行されず、横に並ぶためinline
と同じように文字の装飾に利用されます。
また、block
と同じように高さや幅を変更できます。また別のレッスンで紹介するpadding
, margin
を使って余白を設定することもできます。
span
タグを使って書いてみます。(分かりやすいように背景色と高さを加えています)
inline
要素でspan
タグは横並びに表示されますが、高さや幅を指定することで中身はblock
要素のように変更することができました🙌