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要素の高さと幅を設定しよう

初心者のためのCSS入門15 / 9

このレッスンでは、要素をどのように表示するか指定するdisplayプロパティを学びます。

要素とは、<タグ>〜</タグ>をひとつにまとめたものだったね!

displayとは?

要素の表示方法を指定するためのCSSプロパティです。

CSSの基本は、セレクタ・プロパティ・値の3つから書かれるんだったね!

displayプロパティにより、要素の表示のされ方や高さ・幅の設定を変更できることができます。
下は、displayに対する値をいくつか挙げました。

  • display: block
  • display: none
  • display: inline
  • display: inline-block

他にも種類はありますが、まずこのレッスンではblockinlineinline-block、の3つについて押さえておきましょう。

display:block とは?

display: blockの値を指定すると、要素は前後が改行され、上から下に積まれていく見た目になります。また、幅や高さも設定できます。

divタグ

divタグは、特定の意味を持たないタグです。displayの初期値がblockなので、幅や高さを設定したり、背景色の設定が可能になります。そのためデザインのためによく使われます。

pタグ、hタグの場合も、特に指定しなくても初期値がblockになっています。

試しに、divタグで書いてみます。(分かりやすいように背景色と高さを加えてあります)

display: blockと指定してもしなくても、2つの要素は前後に改行されて表示されました🙌

また、display: blockは、幅や高さを設定できるので、サイト上のデザインを配置するときに便利です。

高さと幅を指定する

blockinline-blockでは、CSSにwidthheightなどのプロパティを利用して、要素の高さと幅を設定することができます。

height要素の高さwidth要素の幅を表すプロパティです。

imgタグの場合

値をautoに指定することで、その画像の比率から自動で高さが調整して表示されるので、ぜひ覚えておきましょう!!

display:inline とは?

display: inline文章中の文字の装飾に適した要素の表示方法です。

aタグやimgタグ、spanタグなどは指定しなくても初期値がinline要素となっています。

spanタグとは?

spanの初期値がinlineなのでテキストの一部のスタイルを変更したりするときによく使われます。spanタグ自体には特定の意味は持っていません。

”注目”という文字だけを赤色に変更してみます。

spanタグで挟まれた部分が変更できました🙌

このようにinline要素とは、前後に改行されず、その特徴から幅や高さを設定することができません。

display:inline-block とは?

display:inline-blockinlineblock両方の性質を兼ね備えています。

blockと違って前後に改行されず、横に並ぶためinlineと同じように文字の装飾に利用されます。

また、blockと同じように高さや幅を変更できます。また別のレッスンで紹介するpadding, marginを使って余白を設定することもできます。

spanタグを使って書いてみます。(分かりやすいように背景色と高さを加えています)

inline要素でspanタグは横並びに表示されますが、高さや幅を指定することで中身はblock要素のように変更することができました🙌